真正ラベンダー文化の継承者として
BLEU D’ARGENS(ブルーダルジャン)は、南仏プロヴァンス地方の標高1,400mに位置する小さな村・アルジャンで誕生した、真正ラベンダーに特化したアロマ&ナチュラルケアブランドです。
かつて16世紀から続いたラベンダーの伝統と植物文化に敬意を表し、その中でも香りの調和と希少な在来種“真正ラベンダー”の再生に取り組んでいます。 標高差と気候に恵まれたこの土地のラベンダーは、ワイルドでありながらも透明感のある芳香を持ち、その香りは「テロワール=土地の個性」を豊かに語ります。
農園では30年にわたり農薬を使わずに栽培を続け、2023年にはフランス農林省による最高位の環境認証〈H.V.E. Level 3〉を取得しました。 また、羊との共生によって雑草を管理するなど、地域資源を生かした持続可能な農法も実践しています。 BLEU D’ARGENSは、香りを通して土地の恵みと自然との共生を伝え、南仏のやさしい時間を感じていただけるブランドです。
創業者ヴェロニクの想い
パリでの暮らしを離れ、南仏アルジャン村へ移住したのは2002年のこと。
標高1,400mのこの静かな山村で、ヴェロニク・ペルツェールは「真正ラベンダー」とともに生きる人生を選びました。 かつてラベンダー栽培の伝統が息づいていたこの村も、時代とともにその文化は姿を消しつつありました。
ヴェロニクは、この土地の香りと自然を守りたいという想いから、在来種のラベンダーを自ら育て、畑に再び花を咲かせ、蒸留所を建てて精油づくりをはじめました。 化学農薬や添加物に頼らず、自然と調和する農法を貫きながら、すべての精油を現地で蒸留・分析。
その確かな生産体制は、フランス政府による原産地呼称「A.O.P.」の認定を長年維持していることからも伝わります。
アロマを専門的に学んだヴェロニクは、植物の力を最大限に生かすため、保存料・合成香料・着色料を使わない、100%ナチュラルな製品づくりをスタート。 そのほとんどがオーガニック原料を用い、プロヴァンスの工房で丁寧に手づくりされています。 「この土地の恵みと香りを通じて、穏やかな時間を届けたい」――
そんな想いが、BLEU D’ARGENSのすべてのアイテムに息づいています。
創業者の情熱に動かされて—— 日本での挑戦
BLEU D’ARGENSとの出会いは、フランス滞在中に偶然目にした地方紙の記事からはじまりました。
「標高1,400mの山村で、在来種ラベンダーの栽培を復活させた女性がいる」—— その一文に心を奪われ、すぐにアルジャン村を訪れました。
目の前に広がる色とりどりのラベンダー畑の風景と、創業者ヴェロニクの揺るがない情熱。 その香りと想いに触れた瞬間、私はこの文化を日本に伝えたいと強く感じました。
大量生産でも流行でもなく、自然と丁寧に向き合う姿勢。 そして、この地でしか生まれない唯一無二の香り。 日本ではまだ広く知られていないこの価値を、多くの方に知ってもらいたい—— そう願い、2015年に貿易会社を設立し、日本での挑戦を始めました。
「日仏の香り文化をつなぐ架け橋に」
そんな想いのもと、BLEU D’ARGENSとともに歩み続けています。
金子竜得
自然とともに育む、ラベンダーケア
BLEU D’ARGENSの製品は、プロヴァンスの自然から生まれた真正ラベンダーを中心に、植物素材の魅力を大切にしたレシピでつくられています。
香り・質感・使用感のすべてにおいて、**五感で心地よさを感じられること(センサリアリティ)**を重視し、自然と調和した豊かな時間をお届けします。 香りはもちろん、テクスチャーや余韻まで、心地よく使い続けたくなるよう細部まで丁寧に設計。保存料・合成香料・合成着色料は使用せず、精油や植物オイルなどはすべて自然由来の原料を採用しています。 製造はプロヴァンスの工房で一つひとつ手作業により行われ、少量生産による品質維持にも取り組んでいます。
BLEU D’ARGENSは、自然の恵みと伝統の知恵を現代のライフスタイルに調和させながら、 “サステナブルでクリーンな美しさ”という価値を追求し続けています。
真正ラベンダーがもたらす、心と肌への贈りもの
標高1,400mの南仏プロヴァンスに広がるブルーダルジャン農園では、 古くから香りの文化を支えてきた**真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)**を、自社で栽培・蒸留しています。
このラベンダーは、見た目の美しさに加え、植物が自然の中で育つ過程で生み出す豊かな芳香成分を含み、 その香りはどこか懐かしく、穏やかな気持ちをもたらしてくれます。
プロヴァンスでは昔から、ラベンダーは“癒しの象徴”として親しまれてきました。 香りを楽しむことで、心がほぐれるようなひとときを過ごせる――そんな自然の恵みです。
BLEU D’ARGENSの真正ラベンダー精油は、日々のセルフケアやリラックスタイムに寄り添い、 南仏の風景を思わせる香りで、暮らしにやさしい安らぎを届けます。
BLEU D’ARGENSの核となる存在 ― それは、南仏の山あいで息づく真正ラベンダーです
BLEU D’ARGENSのラベンダー畑には、毎夏、たくさんのミツバチたちが香りに誘われて舞い集います。 彼らは、農薬を使わずに育てられた真正ラベンダーの蜜を集め、受粉を手伝い、自然のサイクルを支える大切な存在です。 ラベンダーとミツバチが織りなすこの豊かな生態系こそが、BLEU D’ARGENSのものづくりの原点です。
標高1,400mの高地に咲く在来種のラベンダーを、自然のリズムに寄り添いながら手摘みし、 自社蒸留所で丁寧に低温蒸留。ラベンダーの繊細な香りと個性を大切にしたプロダクトに仕上げています。
香りを楽しむたびに、南仏の風景がふっとよみがえるような―― 自然とミツバチたちが育んだBLEU D’ARGENSのラベンダーが、あなたの日常にやさしい香りの時間をもたらします。