「ラベンダーといえば、眠る前の香り」。そう思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
忙しい毎日の中で、ベッドに入ってもなかなか気持ちが落ち着かない。スマートフォンを見ているうちに、気づけば夜更かししてしまう。朝起きても、なんとなく疲れが残っている。そんな夜の過ごし方に悩む方にとって、ラベンダー精油の香りは、やさしく気分を切り替えるための小さな習慣になります。
この記事では、真正ラベンダー精油を使った睡眠前のリラックス習慣を、入浴・パジャマ・ストレッチ・枕元の4つのステップに分けてご紹介します。
なお、「なぜ睡眠前にラベンダーの香りが選ばれるのか」「真正ラベンダーとラバンジンは何が違うのか」を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
不眠症が気になる夜に。ラベンダー精油を睡眠前の香り習慣に取り入れる方法
眠る前の時間を整える、ラベンダー精油の使い方
睡眠前のラベンダー精油の使い方で大切なのは、香りを強くしすぎないことです。
ラベンダーの香りは、ほんのり漂うくらいで十分です。香りが強すぎると、かえって気になってしまったり、リラックスしにくく感じたりすることがあります。眠る前には、部屋いっぱいに香らせるというよりも、自分の周りにふわりと香る程度を意識しましょう。
また、ラベンダー精油を睡眠前に取り入れるなら、できるだけ真正ラベンダー精油を選ぶのがおすすめです。学名でいうと、Lavandula angustifoliaと表示されているものが真正ラベンダーです。やわらかく穏やかな香りで、夜のリラックスタイムに取り入れやすい種類です。
STEP 1|入浴時にラベンダーの香りを取り入れる
眠る前の時間を整えるうえで、まずおすすめしたいのが入浴です。
一日の終わりに、少しぬるめのお湯にゆっくり浸かると、体のこわばりがほどけ、気分も自然と落ち着いていきます。就寝前の入浴は、慌ただしかった日中のモードから、夜の静かな時間へ切り替える大切な習慣です。
そこに真正ラベンダー精油の香りを添えることで、バスタイムはさらに心地よいリラックスタイムになります。
精油は湯船に直接入れず、基材に混ぜて使う
アロマバスを楽しむときに注意したいのは、精油を湯船に直接垂らさないことです。
精油は水に溶けにくいため、そのまま湯船に入れると、お湯の表面に浮いた精油が肌に直接触れてしまうことがあります。肌への刺激を避けるためにも、天然塩、植物油、無香料のバスベースなどに混ぜてから使用しましょう。
真正ラベンダー精油は、まず1〜3滴ほどの少量から試すのがおすすめです。香りが足りないと感じた場合も、少しずつ調整してください。

Point|真正ラベンダーが香るアロマバス
・精油は湯船に直接入れず、天然塩・植物油・無香料のバスベースなどに混ぜて使う
・真正ラベンダー精油は1〜3滴程度から少量で試す
・38〜40度ほどのぬるめのお湯で、15分ほどゆっくり過ごす
・香りが強すぎると感じる場合は、使用量を減らす
STEP 2|パジャマや寝具まわりに、ほのかな香りを添える
眠る前の心地よさは、香りだけでなく、肌に触れるものからも生まれます。
パジャマは、日中の服から夜の時間へ切り替えるための大切なアイテムです。締めつけの少ないシルエットや、綿・リネン・シルクなどの天然素材を選ぶことで、体も気分も自然とリラックスしやすくなります。
そこに、ラベンダーの香りをほんの少し添えると、眠る前の時間がよりやさしいものになります。
香りをつけすぎないことが心地よさのポイント
パジャマにラベンダーの香りを添える場合は、精油を衣類に直接垂らすのではなく、ハンカチやコットンに1滴ほど染み込ませ、クローゼットや引き出しの中に一緒に入れておく方法がおすすめです。
精油を直接パジャマに垂らすと、シミになることがあります。また、肌に触れる部分に精油が残ると、敏感な方は刺激を感じる場合があります。
大切なのは、「香りをまとう」というよりも、「収納している間にほのかに香りが移る」くらいのやさしさです。
Point|真正ラベンダーの香りをパジャマに添える方法
・精油はパジャマに直接垂らさない
・ハンカチやコットンに1滴ほど染み込ませ、クローゼットや引き出しに入れる
・香りが強くなりすぎないよう、衣類から少し離して置く
・肌に触れる衣類には、精油が直接付着しないよう注意する
・パジャマは綿、リネン、シルクなど肌ざわりの良い素材を選ぶ
STEP 3|深呼吸とストレッチで、夜のリズムへ切り替える
眠る前に、軽いストレッチを取り入れるのもおすすめです。
一日中デスクワークをしていたり、スマートフォンを長時間見ていたりすると、肩まわり、首、背中、腰まわりに緊張が残りやすくなります。寝る前に無理のない範囲で体をゆるめることで、気分も少しずつ夜のモードへ切り替わっていきます。
このときに真正ラベンダー精油の香りをそばに置くと、深呼吸をしながら、より穏やかな気持ちでストレッチを行いやすくなります。
手のひらに直接垂らさず、ティッシュやアロマストーンで香らせる
ストレッチ中にラベンダーの香りを楽しむ場合は、精油を手のひらに直接垂らすのではなく、ティッシュ、コットン、アロマストーンなどに1滴垂らし、近くに置いて香らせる方法がおすすめです。
精油は植物から抽出された高濃度の芳香成分です。肌に直接つけると刺激になることがあるため、原液のまま手に取ることは避けましょう。
照明を少し落とし、静かな音楽を流しながら、首・肩・背中・股関節まわりをゆっくり伸ばします。呼吸は止めず、吸う息と吐く息を意識しながら、心地よい範囲で行ってください。

Point|真正ラベンダーが香る夜のストレッチ
・精油は手のひらに直接垂らさず、ティッシュやアロマストーンに1滴垂らす
・首、肩、背中、股関節まわりをゆっくり伸ばす
・強く伸ばしすぎず、心地よい範囲で行う
・深呼吸を意識しながら、夜の静かな時間に切り替える
・キャンドルを使う場合は、火の取り扱いに十分注意する
STEP 4|枕元にラベンダーの香りを漂わせる
最も手軽にラベンダー精油を取り入れられる方法が、枕元に香りを置くことです。
眠る直前は、強い香りよりも、ふんわりと漂うやさしい香りが向いています。真正ラベンダー精油をティッシュやコットン、ハンカチ、アロマストーンなどに1滴垂らし、枕元から少し離した場所に置いてみましょう。
香りが近すぎると強く感じることがあるため、最初はベッドサイドやサイドテーブルなど、少し距離のある場所から試すのがおすすめです。
枕やシーツには直接つけない
枕やシーツに精油を直接垂らすことはおすすめしません。寝具にシミができたり、肌に精油が触れて刺激を感じたりする可能性があります。
また、香りが強く残りすぎると、眠るときに気になってしまうこともあります。枕元で使う場合も、まずは1滴から。香りを足すよりも、距離で調整する意識を持つと、心地よく使いやすくなります。

Point|真正ラベンダーが香る枕元の使い方
・ティッシュ、コットン、ハンカチ、アロマストーンに1滴垂らす
・枕やシーツには直接つけない
・枕元から少し離した場所に置く
・香りが強い場合は、ベッドからさらに離して調整する
・ペットや小さなお子さまの手が届かない場所で使用する
睡眠前に使えるラベンダーアロマスプレーの作り方
枕元や寝室の空間に香りを軽く広げたい場合は、ラベンダー精油を使ったアロマスプレーを作る方法もあります。
ただし、精油は水に溶けにくいため、水だけに混ぜるのではなく、無水エタノールを使ってから精製水を加えるのが基本です。作成後はなるべく早めに使い切り、肌に直接スプレーしないようにしてください。
ラベンダーアロマスプレーの基本レシピ
- 無水エタノール:10ml
- 精製水:40ml
- 真正ラベンダー精油:10滴程度
- 遮光性のあるスプレーボトル:1本
まずスプレーボトルに無水エタノールを入れ、真正ラベンダー精油を加えてよく混ぜます。その後、精製水を加えてさらによく振ります。使用する前にも毎回よく振ってからスプレーしてください。
寝室に使用する場合は、枕やシーツに直接吹きかけるのではなく、空間やカーテンから少し離した場所に軽くスプレーする程度にしましょう。布製品に使用する場合は、シミにならないか目立たない場所で確認してください。
Point|ラベンダーアロマスプレーを作るときの注意点
・肌に直接スプレーしない
・枕やシーツに直接大量に吹きかけない
・使用前によく振る
・作成日をラベルに書き、なるべく早めに使い切る
・火気の近くでは使用しない
・ペットや小さなお子さまの手が届かない場所に保管する
睡眠前にラベンダー精油を使うときの注意点
ラベンダー精油は、夜のリラックスタイムに取り入れやすい香りですが、使い方には注意が必要です。
精油は植物の香り成分を高濃度に含むものです。天然だからといって、必ずしも誰にでも安全というわけではありません。香りの感じ方や肌への反応には個人差があります。
精油は少量から使う
眠る前に使う場合は、まず1滴から始めましょう。香りが強すぎると、リラックスどころか気になってしまうことがあります。香りは「少し物足りないかな」と感じるくらいから始める方が、心地よく続けやすくなります。
肌に使う場合は必ず希釈する
真正ラベンダー精油を首元やデコルテなどのセルフケアに取り入れる場合は、必ず植物油などで希釈してください。原液を直接肌につけることは避け、初めて使用する場合は少量で試してから使いましょう。
妊娠中・乳幼児・ペットのいる環境では注意する
妊娠中の方、乳幼児、小さなお子さまがいるご家庭では、精油の使用に注意が必要です。自己判断で使用せず、必要に応じて専門家に相談してください。
また、ペット、とくに猫のいる環境では精油の使用に十分注意しましょう。香りを広げる場合は、ペットが自由に別の部屋へ移動できる環境を整え、強く香らせすぎないことが大切です。
ブルーダルジャンの真正ラベンダー精油が夜の習慣に選ばれる理由
ブルーダルジャンの真正ラベンダー精油は、南仏プロヴァンス地方、標高約1,400mに位置するアルジャン村の農園で育つラベンダーから抽出されています。
澄んだ空気、強い日差し、昼夜の寒暖差、山の風。高地ならではの自然環境の中で育つラベンダーは、華やかさだけではない、深く穏やかな香りを持っています。
また、ブルーダルジャンが大切にしているのは、在来種ポピュレーションのラベンダーです。一株一株がまったく同じではなく、自然のゆらぎを持つラベンダーから生まれる香りには、複雑でやさしい奥行きがあります。
就寝前に使う香りだからこそ、強すぎず、人工的すぎず、深呼吸したくなるような自然な香りを選びたい。そんな方にこそ、ブルーダルジャンの真正ラベンダー精油はおすすめです。
まとめ|ラベンダーの香りで、夜を静かに整える
ラベンダー精油は、眠る前の時間に取り入れやすい自然の香りです。
入浴時に香りを添える。パジャマや寝具まわりに、ほんのり香りを移す。ストレッチをしながら深呼吸する。枕元に1滴だけ香らせる。どれも特別な道具がなくても、今日から始められる小さな習慣です。
大切なのは、香りを強くしすぎず、自分にとって心地よい距離感で取り入れること。そして、就寝前にはやわらかく穏やかな香りの真正ラベンダー精油を選ぶことです。
一日の終わりに、南仏プロヴァンスのラベンダーの香りをそっと添えてみる。そんな小さな習慣が、夜の時間を少しだけ豊かにしてくれるかもしれません。
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日本において精油(エッセンシャルオイル)は医薬品・医薬部外品ではありません。本記事は、精油の香りがもたらす一般的なリラクゼーションや、睡眠前の香り習慣について紹介するものであり、不眠症や睡眠障害の治療・予防を目的とするものではありません。眠れない状態が長く続く場合や、日常生活に支障がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。妊娠中の方、乳幼児、小さなお子さま、ペットのいる環境での使用は特に注意し、必要に応じて専門家にご相談ください。