一生の思い出を香りとともに|南仏ラベンダー畑のウェディング撮影

一生の思い出を香りとともに|南仏ラベンダー畑のウェディング撮影

南仏の秘境で、人生最高の一枚を

2018年8月、オート=プロヴァンス地方に位置する人口8人の小さな村・アルジャン村で、村の600年以上の歴史の中で初めて、日本人のカップルが教会でのウェディングフォトを撮影しました。

ラベンダーで知られるこの村には、18世紀に建てられた村唯一の教会があり、通常は非公開。今回は特別に、村の長老が鍵を開けてくださり、ブルーダルジャン社のオーナー夫妻の結婚式以来、実に16年ぶりの内部公開が実現しました。

きっかけは、ドローン撮影から

今回のご夫婦は、新郎さんがドローン撮影が趣味とのことで、ブルーダルジャン農園のラベンダー畑の空撮にご協力いただいたのがきっかけ。その際、新婚の奥様と一緒に、翌月の披露宴に向けたウェディングフォトを撮影したいというお話になりました。

日本から丸2日間かけて南仏の山奥へ。前日まで大雨が降っていたにも関わらず、撮影当日は奇跡的な快晴に恵まれました。

教会とラベンダー畑での特別な時間

教会での撮影

アルジャン村の教会での一枚。村の中心にひっそりと佇むこの教会は、土壁と木造の素朴な建築。南仏のやわらかな光に包まれて、どこか懐かしい雰囲気を醸し出します。

ジュエリーとドレスの撮影

このショットでは、新婦様が起業されたウェディングジュエリーブランド「Radiance Jewelry」のアイテムにフォーカス。NYで買い付けたという一点ものの輝きが、プロヴァンスの太陽に映えます。

村人も巻き込む温かな撮影会

教会横の路地で撮影

教会の裏手にある石畳の小道では、近所の犬がひょっこり現れて、村人たちもなんだかソワソワ。まるで村全体が二人の門出を祝っているような、心温まる撮影となりました。

在来種のラベンダー畑で撮影会

ラベンダー畑での撮影

アルジャン村のラベンダー畑は、野生のタネから無農薬で育てられた真正ラベンダーが咲き誇る場所。雑草もそのまま生い茂る自然のままの畑は、まるで地球の原風景。

紫の濃淡が毎年異なるのも自然ならではの美しさ。この年は淡いラベンダー色が多く、柔らかな雰囲気に包まれました。

撮影の裏側と、特別な思い出

今回、私は農園に住み込みでラベンダーの収穫作業を手伝っていたこともあり、村人たちとの距離が近かった分、特別な計らいもしていただけました。教会の鍵を開けてくれた長老、快く迎えてくれた農園スタッフ、そして南仏の太陽と自然——すべてが奇跡のように交差した数日間でした。

まさかの撮影前日に体調を崩し、現地でアスピリンを飲みながらのハードな撮影でしたが、皆さんの支えもあり、無事にこの特別な一日を終えることができました。

Special Thanks

ジュエリー:Radiance Jewelry
(レンタルウェディングジュエリー)

Special Thanks to Véronique Blanc

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